#. ルソー並み

『たぶん俺は人より想像力に恵まれていたんだと思う』

Keith Moon

The Whoのメンバー中、自分一人だけがアメリカ西海岸の音楽が好きだったことについて

Player 2010年8月号

デビュー当時のイギリスではアメリカのロックンロール、ボ・ディドリーやチャック・ベリーが人気だったのに対し、Keithは友人が輸入してくれたビーチ・ボーイズなどのウエストコーストものにハマっていたそうな。「そりゃあロンドンの真ん中でサーフミュージックを好きになれって言われても無理があるよな」と笑い飛ばし、マーチング・バンドに在籍していたという過去についても「年頃になるとトランペットを吹くより他のことに唇を使うことを覚えちゃってさ」とおどけてみせるKeith。テレビ番組でドラムキットを爆発させてゲストを気絶させ、メンバーに聴力障害を負わせたり、はたまた隣に住んでいたスティーブ・マックイーンを悪戯でノイローゼに追い込むなど、想像力はむしろ欠如していたのではないかと。ともあれ、アンリ・ルソーがアフリカなどに行ったことがなかったというのも定説であるように、芸術家にとって体験と想像は等価なのです。

32年という短い生涯にも関わらず今もなおドラマーに影響を与え続けるKeithもまた、天才の一人です。

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